NISA口座のインデックス投資結果。2022年7月

202207各アセット推移 投資

 今年、NISA口座としての積み立てを始めました(7回目)。

 1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。

 7月は、米CPIが歴史的な数値となったものの、月末に向けて楽観的な見方が増え、プラスとなりました。

この記事がオススメな方

・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑

インデックス投資のアセット割合

 以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。

アセット毎月購入額割合
国内株式20,000 円20 %
外国債券30,000 円30 %
外国株式40,000 円40 %
国内リート5,000 円5 %
外国リート5,000 円5 %
合計100,000 円100 %

 
 国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。

 5月頭に国内債券を売り切って、日本分は25%です。

投資結果(サマリー)

 期間は2022年7月1日〜2022年7月31日。合計の含み損益は+2.47%となりました。先月からは+2.40%です。

積立額(円)6月評価額(円)7月評価額(円)月の増減(%)全体の増減(%)
国内株式140,000116,533.19144,176.63+5.87+2.98
外国債券210,000185,161.55216,580.60+0.26+3.13
外国株式240,000198,966.20242,728.14+1.66+1.14
国内REIT35,00030,186.9236,341.68+3.21+3.83
外国REIT35,00029,536.4936,455.80+5.71+4.16
合計660,000560,384.35676,282.85+2.40+2.47
各資産の積立額、評価額と増減

投資結果(2022年1月〜7月の推移)

 続いて、年初からの推移です。

積立額と時価総額の推移

 積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
 ただ、5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。

 積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。

各資産の積立額、評価額と増減


 7月は、FOMC会合が7/26、27と最終週であったため、そこで下落があると思っていましたが、逆に上昇しました。評価額は円貨ベースで、月末はちょうど円高に振れたタイミングでした。それでいて、外国物を含めてすべてプラスということですから、かなりの上昇があったことが分かります。

各アセットの損益

 各アセットの損益グラフです。

2022年1月〜7月の、NISAで運用した商品の損益(%)


全体は黒線で、無駄に太いやつです。
国内債券(水色)は売り切ったため保有していませんが、仮に売らずに持っていたら、の推移を確認しようと思い、残すことにしました。

今回は、全体の動きと、国内債券のその後について、書いていきます。

6月米国CPIによる下げ、からの上昇

 2022年7月は、7/8に米雇用統計、7/13に米消費者物価指数(CPI)が発表され、どちらも市場予想を超えました。特に、CPIの方は1981年11月以来の前年同月比9%超えとなり、ニュースやTwitterなど色々なところで話題となりました。

 余談ですが、1981年11月は、私が産まれる1ヶ月前。自身が産まれてから初の事象と考えると、感慨深いものがあります。どうでもいいですね。

 上記の結果、政策金利の引き上げも0.75%予想が優勢となり、実際に0.75%引き上げられました。金利の引き上げによって、株価が大きく下がる…と思いきや、発表の数日前くらいから下がり始めていたせいか、アセット全体としては少し上昇。

 加えて、7月下旬はインフレが峠を越えた、という楽観的な見方や、7月最終週のGAFAM決算が想定よりは悪くなかったことから、全アセットが上昇して月末を迎えました。

 この記事を書いている8/10(水)は、ちょうど7月の米CPIが発表される日です。仮に市場予想を下回ることがあれば、7月の比にならないほうどの上昇があるのではないでしょうか。個人的には少々懐疑的な見方をしていて、逆に利確のみですが、米国株の整理を進めています。そして、売った銘柄の株価はガンガン上がっています。笑

 私は、株価上昇の恩恵は、投資信託の方で受けられますので、別に構いません。むしろ、米CPIが市場予想を上回って、投信信託も米国株も一緒に下がる、ことを懸念しています。

 なお、関係のない話ですが、前月の結果報告記事で「リバランスする予定」と書きました。その後、各口座の割合を確認したところ、想定よりもアンバランスではなかったので、いまの保有額を継続することにしました。

 おそらく、リバランスは2022年末に、少し調整するぐらいで終わるかな、と考えています。

国内債券のその後

 2022年4月の報告で、売り切ることにした国内債券(水色)。


 その後ゆっくりと、しかし着実に、価格が下がっています。

 上述のグラフは、他アセットと同様に、仮に毎月積立投資したら、という場合の推移です。そのため、毎月の積立時にドルコスト平均法の効果で、マイナスは軽減された上での結果です。

 7月はアセット全体の上昇に合わせて、国内債券も上がっていますが、売り切って現金のポジションを一定数持つ、余ったNISA枠はS&P500、という対応は、今のところは悪くなかったと考えています。

 今後、日本の政策金利が上がったら、国内債券を買うかというと、おそらく買わないと思います。現在の、低金利で発行された債券が、投資信託の組入対象としてしばらく残り続けるためです。

終わりに

 今回は、2022年7月の結果でした。
 2022年7月は、0.75%の利上げがあったにも関わらず、上昇しました。

 2022年8月は、決算発表も、FOMCの会合もないため、米CPIの市場への影響は大きいと思われます。市場予想を上回るのか、下回るのか。上回ったとして、6月の9.1%を超えるのか。

 それ次第では、大きな値動きがありそうですね。

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