【2023年5月】NISA口座のインデックス投資結果

投資

 昨年、NISA口座としての積み立てを始めて、今年は2年目です。

 1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。

 5月は、米国が利上げや金融不安、債務上限問題等で揺れる中、日本が爆上げしてプラス幅拡大となりました。

この記事がオススメな方

・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑

インデックス投資のアセット割合

 以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。

アセット毎月購入額割合
国内株式20,000 円20 %
外国債券30,000 円30 %
外国株式40,000 円40 %
国内リート5,000 円5 %
外国リート5,000 円5 %
合計100,000 円100 %

 
 国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。

 また、国内債券は保有しておらず、日本分は25%です。

投資結果(サマリー)

 期間は2023年5月1日〜2023年5月31日。合計の含み損益は6.39%プラスとなりました。先月からは4.09%プラスです。

積立額(円)4月評価額(円)5月評価額(円)月の増減(%)全体の増減(%)
国内株式337,728341,980.54387,378.12+7.07+14.70
外国債券511,564482,480.88525,195.04+1.91+2.66
外国株式638,964614,854.73685,386.05+4.62+7.27
国内REIT83,83778,064.7283,596.39+0.69-0.29
外国REIT87,90778,507.9184,593.90+1.54-3.77
合計1,660,0001,595,888.781,766,149.50+4.09+6.39
各資産の積立額、評価額と増減


投資結果(2023年1月〜2023年5月の推移)

 続いて、年初からの推移です。

積立額と時価総額の推移

 積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
 ただ、昨年5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。

 積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。

全資産の積立額と評価額


 5月は、順調に増えてくれて、時価総額が積立額から上に離れてきました。ありがたい話です。

各アセットの損益

 各アセットの損益グラフです。
 国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。

NISAで運用した各投資信託の損益(%)


 全体は黒線で、無駄に太いやつです。
 全体的に先月より上昇していますが、国内株式の上昇が目立ちますね。

続・日本市場の好調は続くか

 先月、「4月は、主に日本市場が好調でした」と書きましたが、5月も引き続き好調でした。

 日経平均は5月末時点で 30890.48円。1ヶ月で先月を大幅に超える2,034.04円の上昇。しかも通してほぼ右肩上がりでした。

 先月から、外国人投資家が日本株式を買い越す(買い>売り)傾向が顕著になりました。5月第4週(5/22〜5/26)時点で、9週連続の日本株買い越しだそうです。3月に東京証券取引所が、「PBR1倍割れ改善」など、日本企業の企業価値を向上させる改革を発表しましたが、それを外国人投資家が評価した、と言われています。

 日本人が円安で米国株を買いづらいのとは逆に、米国人は日本株を買いやすい、ということもあるのかもしれません。

 また、日本企業の決算は比較的良い結果となっていたり、日銀の植田総裁が金融緩和を継続していて、日本の金利は低いままだったりと、米国が不安定な中で下落材料があまりない、といったところが、いまの好調に繋がっているのかもしれません。

 6月も、この好調が続くと良いですね。

米国は金融不安から債務上限問題へ

 一方で米国は、5月にネガティブな報道が多かったように思います。
 まずは金融不安が拭えない中で、インフレに対応するための利上げ。

 利上げ幅が注目される中、0.25%の利上げ。市場予想どおりでしたが、FRBのパウエル議長がタカ派発言で下落。

 パウエル議長としては、せっかり利上げをしたのに市場に期待を持たせるようなことを言って爆上げされてしまっては、インフレが収まらない。難しいお立場です。

 その後、アップルの好決算で少し上がったと思ったら、今度は債務上限問題。マーケットニュースで債務上限問題を上下動の要因として出し始めたのは、日本時間の5/10頃から。これが結局、月末まで引っ張られることになりました。

 途中で、経済指標や企業の好決算で上昇することはありましたが、概ねダウは下落、ナスダックは上昇という相場でした。

 債務上限問題については、先日記事を書きました。

 いま、このNISA結果の記事を書いている6/2(金)に、債務上限の法案が上院を通過。無事、米国債のデフォルトは避けられる形となりました。

 ダウもナスダックも喜んで(上昇して)いますが、債務上限問題が終わったいま、市場はまた利上げ、景気後退という元々あった問題に、向き直すことになります。

 次のターゲットは、おそらく6/13、14のFOMC。

 少し脱線しますが、中央銀行が政策決定会合を行う場合、その前後の時期は金融政策については発言が禁止されています。それをブラックアウトと呼ぶそうです。

 そのブラックアウトの前に、FRB高官から「政策金利を据え置くという決定は、金利のピークに達したことを意味すると解釈すべきではない」といった旨の発言がありました。

 これには当然、以下2つの意味が含まれています。

  • 6月は利上げしないんじゃな〜い?
  • でもピークじゃないよ〜

 上記発言についてニュースを見ていると、政策金利を据え置いたことで、市場が過剰に反応することを牽制しているのでは、という見方があるようですね。それは、先ほどのパウエル議長の発言とも重なります。

 実際、発言を受けて市場の利上げ有無予想は、70%→30%に急落したそうです。

 FOMCは、6月、7月と続くので、6月は政策金利を据え置き、CPIを見て7月をどうするか考える、といったところでしょうか。

 今後も状況を注視しつつ、淡々と積み立てていきたいと思います。

終わりに

 今回は、2023年5月の結果でした。

タイトルとURLをコピーしました