エポスカードのポイント投資体験?

investment 投資

 20歳前後から、エポスカードを利用しています。いま保持している、約50,000ポイントの活用方法を考えていた時に、「ポイント投資」と「ポイント投資体験」があることを知りました。簡単な説明は、エポスカードのQ&Aにも載っているのですが、どのように運営するかといった詳細部分が分からなかったため、調べてみました。

 私はこれから「ポイント投資体験」を開始するため、使い勝手や運用結果については、何ヶ月か経ったら別記事で書こうと思います。

 なお、「ポイント投資体験」はエポスゴールドカード、プラチナカード限定です。私はエポスカードからのインビテーションで、ゴールドカードを年会費永年無料で保持しています。そちらの話は別記事で少し言及しようと思います。

【2022.4.15追記】
ポイント投資体験を2ヶ月実施した結果を、アップしました。

はじめにまとめ

1.「ポイント投資」は、投資信託を買う。税金がかかる。
2.「ポイント投資体験」は、投資信託を買わない。投資信託の値動きに合わせてポイントが増減する。原則的に税金がかからない。
3.個人的には「ポイント投資体験」の「はじめてコース」を始める。

エポスポイントについて

 エポスポイントは、エポスカードを利用した際にたまるポイントです。当然ですね。

 エポスカードの、ポイント還元率は0.5%(税込200円ごとに、1エポスポイント)です。エポスカードが運営している「エポスNet」のサービスで、こちらのポイント還元率をアップさせることもできますが、本題とは逸れるため割愛します。

「ポイント投資」と「ポイント投資体験」

 「ポイント投資」は、エポスポイントを使って実際に投資信託を購入しますが、「ポイント投資体験」は投資信託を購入するわけではありません。投資信託の値動きに連動した疑似投資が体験できるサービスです。

 どちらも、100ポイント(税込20,000円利用)から投資可能で、販売手数料はかかりません。

ポイント投資

 「ポイント投資」は、tsumiki証券の投資信託を実際に購入します。
 そのため、特定口座の開設は必要ですし、以下のとおり通常の投資信託と同じ流れになります。

 ・ポイントを利用して、投資信託を購入
 ・投資信託を資産として保有し、毎日評価額が変動する
 ・投資信託を解約し、現金化

 なお、通常の税金20.315%がかかりますが、つみたてNISAも利用可能です。

 エポスポイントで投資信託を購入する場合、自動積み立てができないため、都度購入することになります。カードであれば積み立てることは可能ですが、他の証券会社であるような、現金とポイントを併用して積み立てることはできません。 

ポイント投資体験

 ネット上で「ポイント投資」と検索すると出てくる、投資信託運用の疑似体験ができるサービスです。他には楽天ポイントやdポイントなど、カードを発行している企業の一部が導入しています。

 「ポイント投資」と異なり、エポスゴールドカード、プラチナカードを保持していることが条件となります。理由は明記されていないのですが、エポスポイントは通常カードの場合、有効期限があるためと思われます(ポイント加算日から2年)。ゴールドカード、プラチナカードのポイントには、期限がありません。

 期間限定ポイントが使用できないことについては、例えば楽天のポイント投資など、多くのポイント投資で利用ができません。これまた推測ですが、期間限定ポイントは放っておくと消滅するため、企業にとっては「負債がチャラになる」わけで、それをわざわざ、投資にどうぞ〜などというお人好しなことはしないのだろう、と思っています。

 疑似体験であるため、実際に投資信託を購入するわけではなく、口座開設は不要です。少しややこしいですが「投資信託を購入したかのように、投資信託の値動きにあわせて、ポイントが増減」することになり、運用を止めた場合に返ってくるのは、現金ではなくポイントです。

 なお、ポイントは「法人から消費者への贈与」という扱いのため、実際に購入した場合と異なり「一時所得」となる、と言われています。2022年2月時点で、ポイント運用にかかる法令はない模様で、国税庁のホームページでも、「原則として、確定申告をする必要はありません。」と記載されています。

 国税庁のホームページ
 No.1907 個人が企業発行ポイントを取得又は使用した場合の取扱い

比較表

 「ポイント投資」と「ポイント投資体験」を比較すると、以下のとおりです。

  ポイント投資 ポイント投資体験
エポスカードの種類 制限なし ゴールドカード、プラチナカード
口座開設の要否 必要 不要
利用可能ポイント 100ポイントから。上限なし 100ポイント〜30,000ポイント
換金内容 現金 ポイント
所得種類 譲渡所得 一時所得


 なお、両者の行き来はできません。例えば「ポイント投資体験」で運用中のポイントを、「ポイント投資」に移行することはできないので、いったん引き出す必要があります。

投資商品の種類

 「ポイント投資」は5種類、「ポイント投資体験」は4種類です。前者にのみ「まるごとひふみ15」という投資信託が入っています。

 「ポイント投資体験」は、投資が始めての方を対象としているのか、小学生が名付けそうな名前になっていますが、実際には対象となる1つの投資信託を購入するコースとなっています。

 投資信託について、リターン等を確かめたかったため、楽天証券のホームページで確認しました。2022年2月11日時点の情報です。

投資信託名 「ポイント投資体験」のコース名 投資分類 リターン(※1※4) リスク(※2※4) 実質信託報酬
(※3)
信託財産留保額
セゾン・バンガード・
グローバルバランスファンド(※5)
はじめてコース バランス 10.40% 9.95 0.590% 0.1%
セゾン資産形成の達人ファンド よくばりコース 先進国株式 14.78% 18.21 1.550% 0.1%
コモンズ30ファンド げんせんコース 国内株式 13.68% 20.43 1.078%
ひふみプラス わくわくコース 国内株式 9.11% 18.55 1.078%
まるごとひふみ15 バランス -3.38% 3.38 0.663%

(※1)直近3年間の年率換算したリターン
(※2)直近3年間の年率換算したリスク
(※3)小数点第4位を四捨五入
(※4)「まるごとひふみ15」は2021年3月30日運用開始のため、6ヶ月の数値
(※5)2022年9月10日以降、「セゾン・グローバルバランスファンド」に名称変更される予定
 

結論(あくまで個人的見解)

 私は、当然ですが投資商品をオススメする立場にはないので、あくまで個人的見解としての結論です。

 今回は「ポイントを活用したい」という目的のため、以下の理由から「ポイント投資体験の、はじめてコース」を始めることにします。ある程度ポイント運用益?がたまってきたら、商品券にでも交換しようかと。

 【ポイント投資体験、の理由】
  ・「ポイント投資」(実際に投資信託を購入)の場合、口座開設が必要
  ・NISAは別口座で運用しているため、特定口座で税金がかかる
  ・「ポイント投資体験」の場合、口座開設は不要で、原則として税金もかからない

 【はじめてコース、の理由】
  ・自身がインデックス投資派だから
  ・インデックスファンドほどではないものの、信託報酬が安い

 最後に、私が仮に現時点でNISA口座がなく、「ポイントを現金化したいな〜」と思っていたとしても、「ポイント投資」は選ばなかったかもしれません。長期間運用した場合、今回登場する投資信託と、インデックスファンドとの信託報酬の差は、50,000円ではきかないですから。

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