【2023年】NISA口座でリバランスしてみた

investment 投資

 昨年、NISA口座としての積み立てを始めました。

 1年が経過し、アセットの割合が当初からズレてきたため、2023年2月にリバランスを行いました。今回はノーセルリバランスで実施しています。

 リバランスをどのようにすれば良いか分からない方の、参考になれば幸いです。

ポイント

・アセットバランスが、投資結果の8割を決める
・ノーセルリバランスで実施

リバランスの概要、その必要性について

 リバランスとは、ポートフォリオの構成比率を当初の割合に戻すことです。

 当初、設定していた各アセットの投資割合は、価格変動により評価額が上下することで変わってしまいます。毎月購入していれば、一定のリバランス効果はありますが、資産総額が大きくなってくると効果が薄まってしまうため、個別に実施する必要があります。

 リバランスについては、必要という方と不要という方がいらっしゃいますが、個人的には「アセットバランスが、投資結果の8割を決める」を支持しているため、年1回りバランスをしようと考えています。

毎月購入額と、2022年末時点のアセット割合差異

 2022年末時点で、毎月購入額とどのくらい割合の差が出たか、確認しました。

毎月購入額の割合

 以下の割合で、インデックスファンドを購入しました。

アセット毎月購入額(円)毎月割合(%)年間購入額(円)年間割合(%)
国内債券10,00010.00→ 0.0000.00
国内株式20,00020.00240,0020.70
外国債券30,00030.00360,00031.00
外国株式30,00030.00→40.00440,00037.90
国内リート5,0005.0060,0005.20
外国リート5,0005.0060,0005.20
合計100,000100.001,160,000100.00

 
 当初は国内債券を購入していましたが、5月に全部売却→外国株式に変更しているため、積立総額には少しズレがあります。今回はそのズレも含め、変更後の購入割合でリバランスをしました。

2022年末時点の割合と差異

 本来積み立てたかった額と、2022年末評価額との差異です。

アセット想定積立額(円)積立額割合(%)2022年末評価額(円)評価額割合(%)差異(%)
国内株式240,00020.00231,864.2520.20+0.20
外国債券360,00030.00342,824.4829.86-0.14
外国株式480,00040.00460,221.4540.09+0.09
国内リート60,0005.0058,560.585.10+0.10
外国リート60,0005.0054,490.454.75-0.25
合計1,200,000100.001,147,961.21100.00

 
 上記表の差異の分だけ、リバランスが必要です。

リバランス方法と、リバランス額

 リバランス方法は、購入と売却を行う方法と、購入のみを行う方法があります。後者をノーセルリバランスと呼びますが、今回はノーセルリバランスを採用しました。

 余談ですが、2022年末の評価額をもとにリバランスしようとすると、2023年1月の購入に間に合いません(毎月、積立購入の設定をしているため)。そのため、リバランスによる購入は、2023年2月に実施しました。

 リバランス額は、以下のとおり。

アセット2022年末評価額(円)リバランス後想定額(円)リバランス額(円)購入額(円)
国内株式231,864.25229,592.24-2,272.0117,728
外国債券342,824.48344,388.36+1,563.8831,564
外国株式460,221.45459,184.48-1,036.9638,964
国内リート58,560.5857,398.06-1,162.523,837
外国リート54,490.4557,398.06+2,907.617,907
合計1,147,961.211,147,961.21100,000.00100,000円

 上記のように、リバランスで減らす必要があるアセットは少なく、増やす必要があるアセットは多く購入しました。2023年時点のNISAは、売却すると枠が減ってしまうので、ノーセルリバランスが良いですね。

終わりに

 今回は、2023年のリバランスでした。

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