【FP3級アウトプット】資金計画を立てる際の6つの係数

FP資格 ファイナンシャルプランナー

 今回は、資金計画を立てる際の6つの係数です。

 本来、係数の説明を覚えて、問題文に掲載された係数で計算するだけのものですが、個人的に説明だけではあまりイメージできませんでした。そのため、テキストに載っていない内容などを色々と足してみました。

はじめに結論

・資金計画(将来いくら必要か)を計算する係数は6つある
・試験問題では、係数の名前と数値が掲載されるため、意味を覚える

資金計画を立てる際の6つの係数とは

 ファイナンシャルプランニングでは、将来に必要な額を計算できる必要があります。また、そちらが論理的に説明できるよう、決められた以下6つの係数を用います。

  • 終価係数
  • 現価係数
  • 年金終価係数
  • 減債基金係数
  • 資本回収係数
  • 年金現価係数

それぞれ、内容を確認していきます。

6つの係数詳細

 6つの係数について、詳細を確認します。
 試験では、係数自体は問題に掲載されるため、どの係数を用いればよいか判断することになります。

終価係数

 最的な格を計算する係数です。

 現在の金額を複利で運用した場合の、一定期間後の金額を求める場合の係数。
 例えば現在、100万円を持っていて、年利2%で複利運用した場合、5年後にいくらになるか。というときに用いる係数です。

 上記条件に合うのは終価係数(1.1041)であるため、5年後の金額は、
 1,000,000円×1.1041=1,104,100円、となります。

現価係数

 在、必要な格を計算する係数です。

 一定期間後に一定金額に達するため、必要な元本を求める場合の係数。
 例えば将来、110万4118円を用意する必要がある。年利2%の複利運用で、5年後に用意するためには、元本がいくら必要か。というときに用いる係数です。

 上記条件に合うのは現価係数(0.9057)であるため、元本の金額は、
 1,104,118円×0.9057≒1,000,000円、となります。

年金終価係数

 年金形式(毎年、一定金額を積立/受取)で、最的な格を計算する係数です。
 積立終価係数でいいじゃん、と思ったので、私は「年金終価係数=積立終価係数」と覚えることにしています。

 毎年、一定金額を積み立てた場合、一定期間後の元利合計がいくらとなるか求める場合の係数。
 例えば、毎年20万円を、年利2%で5年間積み立てた場合、5年後にいくらになるか。というときに用いる係数です。

 上記条件に合うのは年金終価係数(5.2040)であるため、5年後の金額は、
 200,000円×5.2040=1,040,800円、となります。

 余談ですが、積立の仕方は1年目であれば1年目の最後に、積み立てるという前提になっています。何が言いたいのかというと、実質的に4年間の運用(例でいうと、最後の20万円は積み立てただけで、運用されていない)ということです。まぁ試験にはまったく関係ないですが。

減債基金係数

 減債基金方式で計算する係数です。

 減債基金とは、国債、社債などの元金償還に備え、必要な資金を積み立てる制度や資金のことです。考え方が同じなので、係数の名前に付けられています。

 一定期間後に一定金額を用意するための、毎年の積立額がいくらとなるか求める場合の係数。
 例えば、年利2%で5年間積み立てた結果、1,040,800円とするためには、毎年いくら積み立てる必要があるか。というときに用いる係数です。

 上記条件に合うのは減債基金係数(0.1922)であるため、毎年の積立額は、
 1,040,800円×0.1922≒200,042円、となります。

資本回収係数

 資本回収するための計算に使う係数です。
 資本は一度に全額回収してしまうと、それ以上増えなくなってしまうので、運用しながら一定金額を取り崩すという方式を取ります。

 現在の一定金額を、一定期間で取り崩した場合の、毎年の受取額を求める場合の係数。
 例えば、現在運用している100万円を、年利2%で運用しながら5年間で取り崩した場合の、毎年の受取額はいくらか。というときに用いる係数です。

 上記条件に合うのは資本回収係数(0.2122)であるため、毎年の受取額は、
 1,000,000円×0.2122=212,200円、となります。

年金現価係数

 年金形式(毎年、一定金額を積立/受取)で在、必要な元本の格を計算する係数です。

 将来の一定期間にわたって、一定額を受け取るために、必要な元本を計算するための係数。
 例えば、毎年20万円ずつ、5年間にわたって受け取りたい場合で、年利2%で複利運用した場合、必要な元本はいくらになるか。というときに用いる係数です。

 上記条件に合うのは年金現価係数(4.7135)であるため、必要な元本は、
 200,000円×4.7135=942,700円、となります。

確認問題

 正誤問題。なお、以下の係数を利用すること。
 ・終価係数:1.1593
 ・現価係数:0.8626
 ・年金終価係数:5.3091
 ・減債基金係数:0.1884
 ・資本回収係数:0.2184
 ・年金現価係数:4.5797

 1.5年間にわたって200万円ずつ受け取りたい。必要な元本は916万円。
 2.毎年200万円を、5年間積み立てた場合の、5年後の金額は916万円。
 3.5年後に500万円用意するため、必要となる積立額は、毎年110万円。


→1.正しい。年金現価係数を用いる。
→2.誤り。年金終価係数を用いるため、200万円×5.3091≒1,062万円
→3.誤り。減債基金係数を用いるため、500万円×0.1884≒94万円

終わりに

 今回は、資本計画を立てる際の、6つの係数についてでした。
 個人的には、「年金」と付くものが覚えづらかったので、同じ感想を持たれた方の参考になれば幸いです。

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