昨年、NISA口座としての積み立てを始めて、今年は2年目です。
1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。
9月は米長期金利上昇などの影響により、全体的にマイナスでした。
・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑
インデックス投資のアセット割合
以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内株式 | 20,000 円 | 20 % |
外国債券 | 30,000 円 | 30 % |
外国株式 | 40,000 円 | 40 % |
国内リート | 5,000 円 | 5 % |
外国リート | 5,000 円 | 5 % |
合計 | 100,000 円 | 100 % |
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
また、国内債券は保有しておらず、日本分は25%です。
投資結果(サマリー)
期間は2023年9月1日〜2023年9月30日。合計の含み損益は9.31%プラスとなりました。先月からは2.89%マイナスです。
積立額(円) | 8月評価額(円) | 9月評価額(円) | 月の増減(%) | 全体の増減(%) | |
国内株式 | 397,728 | 469,489.05 | 461,706.32 | -1.95 | +16.09 |
外国債券 | 655,064 | 640,780.67 | 684,122.84 | -2.08 | +4.44 |
外国株式 | 783,964 | 880,081.24 | 884,042.73 | -3.19 | +12.77 |
国内REIT | 113,837 | 100,680.80 | 113,789.28 | -1.91 | -0.04 |
外国REIT | 109,407 | 108,083.92 | 108,160.19 | -6.17 | -1.14 |
合計 | 2,060,000 | 2,082,652.55 | 2,251,821.36 | -2.89 | +9.31 |
投資結果(2023年1月〜2023年9月の推移)
続いて、年初からの推移です。
積立額と時価総額の推移
積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
ただ、昨年5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。
積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。
9月後半の下げが目立ちますね。
各アセットの損益
各アセットの損益グラフです。
国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。
全体は黒線で、無駄に太いやつです。
全アセットが月間でマイナスだったのは、今年初です。
10月のリバランス
9月に引き続き、10月もリバランスします。理由は前回の記事でも書きましたが、現NISAの口座で来年リバランスができないから。
10月の購入金額は、以下のとおり。
アセット | 9/10評価額(円) | リバランス後想定額(円) | リバランス額(円) | 購入額(円) |
国内株式 | 469,305.39 | 476,089.66 | +6,784.27 | 1,000 |
外国債券 | 687,797.68 | 714,134.50 | +26,336.82 | 27,000 |
外国株式 | 893,826.18 | 952,179.33 | +58,353.15 | 58,500 |
国内リート | 116,282.32 | 2,740.10 | +2,740.10 | 2,000 |
外国リート | 113,236.75 | 5,785.67 | +5,785.67 | 11,500 |
合計 | 2,280,448,32 | 2,380,448.32 | 100,000.00 | 100,000 |
8月末から評価額が下がっていたこともあり、ある程度ノンセルリバランスでもきれいに購入できた感じでした。そろそろ新NISAの購入設定開始時期も見えてくるので、うまく着地させたいと考えています。
【2023/11/05 修正】
上の表が11月購入分を誤って載せており、10月購入分に修正しました。
国内株式と外国リートの購入額がリバランス額と異なるのは、評価タイミングが少し異なるためと思われます。
米国市場は不調。厄月そのままに
米国は、ダウが3.5%安、ナスダックが5.8%安とともに下落しました。
まずは米長期金利が上昇。8月に4.1%くらいであったのが、1週間で4.3%、月末には4.6%と上昇し、特に高PERのハイテク株が売られる要因となりました。続いて原油価格も上昇。10ヶ月ぶりの高値によりインフレ懸念となりました。半導体株は上半期の反動なのか、特に下落していた印象です。
途中からは先月に引き続き、外交問題。
先月は米政府の中国投資規制と、広州恒大問題がありましたが、今月は逆に中国政府のハイテク企業向け規制強化が懸念され、ハイテク株はダブルパンチ。
米CPIは、前年同月比3.7%プラスと市場予想を上回りました。一方で発表されたタイミングでは米長期金利が下落したため、下げはきつくなかったものの、月末に向けて売り材料の一つとなった印象です。
そんな中、注目されたFOMCが開催されました。
9月のFOMCでは利上げせずも下落
FOMCは市場予想どおり、金利据え置き。
金利が発表される当日の朝方は、英CPIが市場予想を下回ったことで米長期金利も下落し、買いが先行しました。ただ、FOMCでのパウエル議長の会見がタカ派寄りと受け止められ、米長期金利は上昇。前日から下落していましたが、結局4日続落することになりました。
さらに、円安(1ドル149円)など主要通貨に対するドル高により、米企業の海外事業収益が目減りするという懸念や、月末には米国で予算案が可決しないなど、最後まで売りが続く状況でした。
9月はもともと、1年で一番下落する月と言われていますが、それを地で行ったという感じ。記事を書くのが遅くなったこともあり、10月も9月を上回るペースで下がっているのを目の当たりにしていますが、それはまた来月に。
いずれにしても、積立は継続で。
終わりに
今回は、2023年9月の結果でした。