【2023年12月&年間】NISA口座のインデックス投資結果

投資

 2022年1月に、NISA口座としての積み立てを始めて、ちょうど2年が経過しました。

 1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。

 12月は、11月の利上げ懸念後退から利下げ期待となり、米長期金利の下落も相まって資産は上昇。最終週に利益確定売りで下がりましたが、プラスで終了しました。2023年全体の結果としては、17.24%プラスです。

この記事がオススメな方

・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑

インデックス投資のアセット割合

 以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。

アセット毎月購入額割合
国内株式20,000 円20 %
外国債券30,000 円30 %
外国株式40,000 円40 %
国内リート5,000 円5 %
外国リート5,000 円5 %
合計100,000 円100 %

 
 国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。

 また、国内債券は保有しておらず、日本分は25%です。

投資結果(サマリー)

 期間は2023年12月1日〜2023年12月31日。合計の含み損益は12.94%プラスとなりました。先月からは0.41%プラスです。

積立額(円)11月評価額(円)12月評価額(円)月の増減(%)全体の増減(%)
国内株式440,128520,628.29529,943.50-0.35+20.41
外国債券740,764754,305.44795,244.49-0.29+7.35
外国株式916,6641,017,632.911,065,202.83+0.78+16.20
国内REIT133,537122,371.14131,372.37-1.48-1.62
外国REIT128,907128,129.09143,723,61+8.08+11.49
合計2,360,0002,543,066.872,665,486.80+0.41+12.94
各資産の積立額、評価額と増減


投資結果(2023年1月〜2023年12月の推移)

 続いて、年初からの推移です。

積立額と時価総額の推移

 積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
 ただ、昨年5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。

 積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。

全資産の積立額と評価額


 11月から勢いがある中で積み立てたので、ある意味高値掴みの購入だったのかもしれません。購入後は9%台まで含み益が減少しています。ただ、その後も上がってくれました。

各アセットの損益

 各アセットの損益グラフです。
 国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。

NISAで運用した各投資信託の損益(%)


 全体は黒線で、無駄に太いやつです。
 今月は11月から見るとマイナスのアセットが多かったですが、積立時に一度下がったところからまた上昇しているので、まったく問題ないですね。

米国市場は好調が続く。ダウもナスダックも年初来高値

 米国は、ダウが8.8%高、ナスダックが10.7%高と続伸しました。

 米長期金利は、先月末の4.2%から3.8%台に下落。経済指標はインフレ懸念が和らいだことを示す内容が続き、12/12、13のFOMCでは利上げせず。全般的に株価に追い風の内容が続き、ダウは過去最高値、ナスダックは年初来高値となりました。

 市場の興味は早くも、FRBやECBがいつ「利下げ」するかに変わり、2024年3月の利下げが時期尚早、という発言で下がるという状況に。年末は利益確定売りが勝って下落しましたが、冒頭に書いたように上昇しての終了となりました。

 そちらをうけ外国物の投資信託も上昇しましたが、円ベースでは日米金利差縮小にともなう円高で、年末になるにつれて基準価額が下落。2022年は米国市場の下落を円安がある程度吸収してくれましたが、今月に関していうと円高が足枷となりました。

 まぁ、十分恩恵を受けていると思いますけれど。

2023年は17.24%プラス

 個人的には、2021年末に積立NISAから一般NISAに切り替えて、2年が経過しました。上述のとおり、2023年は17.24%のプラスです。
(2022年は4.3%マイナスだったので、2年間の合計は12.94%プラス)

 いま、一般NISAで積み立てているお金は、2021年までS&P500連動の投資信託「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」に全振りしていたものです(いまも10%保有しています)。その後、国際分散投資の動画と出会って、いまの割合に切り替えました。

 仮に切り替えていなかったら、円ベースで34.5%程度プラスでした。全世界株で有名なオルカンは30.5%のプラスで、2023年の国際分散投資は、米国集中投資にも、全世界株投資にも完敗でした。おめでとうございます。

 もちろん、投資内容を変更するつもりは毛頭ありません。

  • 長期的に
  • 資産を分散して(株式だけでなく、債券やREITにも)

 いまのアセットバランスで、淡々と継続していきます。

 新NISAの成長投資枠では、すでに株式、債券、REITで240万円を一括投資しました。つみたて投資枠で株式を毎月10万円ずつ投資して、結果として現状と同じバランスにします。

旧NISA投資結果(2022年〜2023年)

 2022年、2023年と一般NISAで投資してきましたが、今後新規投資はできません。
 2024年になった今となっては「旧NISA」と呼ばれている、一般NISAの投資結果を振り返りました。

積立額と時価総額の推移(2年分)

 積立額は、2年間で236万円。時価総額は、約266万円でした。

全資産の積立額と評価額


 長期投資なので、2年間の投資結果は通過点です。とはいえ、2022年と2023年が逆だったら、いまの気持ちはかなり違うでしょうね。笑

 2022年当初は、2021年の株式市場が絶好調で、メディアもSNSも楽観的でした。
 ただ、利上げが始まり、戦争が始まり、リセッションという言葉が世間を賑わすようになってから、状況は悪くなってきます。レバナス勢の多くは口を閉ざすようになり、「株式は死んだ」という言葉を聞かれるように。

 とはいえ、円安の影響で期中はプラスだったこともあり、日本人にとってはあまり厳しい年ではなかったような気がします。

 1年後、2023年当初は一転して、メディアもSNSも悲観的でした。
 その後、戦争の終わりが見えない中で銀行の破綻が相次ぎ、3月くらいまではどんよりとした空気でした。その雰囲気を変えたのが、意外にも?日本株。

 東京証券取引所が、PBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に改善策を要求するなど、株主向けの施策がとられたことで外国人投資家が反応。加えてバフェット氏が商社株を買う報道があり、日本株はガンガン上昇していきました。米国が下がっても日本が上がる、という珍しい現象もあり(いまは元に戻りましたが)、年間で日経平均は25%近く上昇。

 米国株も、債務上限問題や予算通過しないんじゃないか問題、地政学リスクを乗り越え、インフレ後退や利下げ期待からダウが過去最高値を更新するなど復調。日本円で20%程度上昇しました。

 後から振り返ると「増えて良かったね」ということになりますが、時価総額を毎週記録し、投資結果を毎月書いていた立場としては、ずっとハラハラする動きだったことも事実です。個人的に見るのが好きということもあり続けていますが、基本的にはマーケットのニュースなどを見ずに、投資分はほったらかした方が良い、というのは一理あると思います。淡々と継続することの重要性や、難しさを体感した2年間でした。

 そもそも当然ですが、この口座は0円からスタートしているわけで、積立投資を開始しなければ240万円近くの積立額が浪費で消えていたかもしれないですし、30万円近い含み益を持つこともありませんでした。

 投資をしようと決意した、当時の私を褒めたいと思います。

各アセットの損益(2年分)

 各アセットの損益グラフです。
 国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。

NISAで運用した各投資信託の損益(%)


 こうやって見ると印象的なのは、国内株式(緑色)の上昇と、国内債券(水色)のマイナス安定です。
 国内債券、というか債券自体は、償還まで持ち続ければ必ずプラスになりますが、国内債券インデックスは残存期間が1年となった時点で売る仕組みになっているため、このマイナスとなるのでしょう。今後も日本では、しばらく利上げされることもないし、マイナスは続くでしょうね。

 私は2022年4月末に国内債券を手放すことになりますが、これで良かったんだろうなと思っています。

 それ以外の資産では、国内外REITの差が印象的ですね。
 外国REITは、グラフを見て「あんなことあったな〜」と思い出すほど、米国の利上げやFRBの発言に影響されていました。一方で国内REITは、期間を通してあまり元気がなかった。

 コロナで不動産から人が離れた、という話も聞きますが、今後盛り返して欲しいものです。


終わりに

 今回は、2023年12月、および年間の投資結果でした。

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