昨年、NISA口座としての積み立てを始めて、今年は2年目です。
1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。
11月は利上げ懸念が和らぎ、米長期金利が下落したことで全体的にプラスでした。
・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑
インデックス投資のアセット割合
以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内株式 | 20,000 円 | 20 % |
外国債券 | 30,000 円 | 30 % |
外国株式 | 40,000 円 | 40 % |
国内リート | 5,000 円 | 5 % |
外国リート | 5,000 円 | 5 % |
合計 | 100,000 円 | 100 % |
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
また、国内債券は保有しておらず、日本分は25%です。
投資結果(サマリー)
期間は2023年11月1日〜2023年11月30日。合計の含み損益は12.53%プラスとなりました。先月からは6.05%プラスです。
積立額(円) | 10月評価額(円) | 11月評価額(円) | 月の増減(%) | 全体の増減(%) | |
国内株式 | 431,128 | 448,122.92 | 520,628.29 | +8.37 | +20.76 |
外国債券 | 700,764 | 710,444.28 | 754,305.44 | +3.48 | +7.64 |
外国株式 | 881,664 | 914,932.22 | 1,017,632.91 | +6.82 | +15.42 |
国内REIT | 122,537 | 113,387.69 | 122,371.14 | +1.97 | -0.14 |
外国REIT | 123,907 | 113,112.81 | 128,129.09 | +9.86 | +3.41 |
合計 | 2,260,000 | 2,299,999.92 | 2,543,066.87 | +6.05 | +12.53 |
投資結果(2023年1月〜2023年11月の推移)
続いて、年初からの推移です。
積立額と時価総額の推移
積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
ただ、昨年5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。
積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。
10月で加速して、11月に大ジャンプをしてくれました。
いや、関係ないけど。笑
各アセットの損益
各アセットの損益グラフです。
国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。
全体は黒線で、無駄に太いやつです。
今月は全アセットでプラス。月末に下がったものの、利益幅を更新しました。
12月のリバランス
9月から続けているリバランス。12月もリバランスします。理由は以前の記事でも書きましたが、現NISAの口座で来年リバランスができないから。今月が最後です。
12月の購入金額は、以下のとおり。
アセット | 11/29評価額(円) | リバランス後想定額(円) | リバランス額(円) | 購入額(円) |
国内株式 | 518,041.90 | 527,087.32 | +9,045.42 | 9,000 |
外国債券 | 750,912.42 | 790,630.98 | +39,718.57 | 40,000 |
外国株式 | 1,018,013.45 | 1,054,174.64 | +36,161.20 | 35,000 |
国内リート | 121,040.74 | 131,771,83 | +10,731.09 | 11,000 |
外国リート | 127,428.10 | 131,771,83 | +4,373.73 | 5,000 |
合計 | 2,535,436,61 | 2,635,436,61 | 100,000.00 | 100,000 |
12月購入分はリバランスしなくてもいいかな・・・と思い、クレカ設定は通常どおりにしたのですが、思いのほかバランスが崩れたので、現金の方で調整することにしました。
旧NISAの購入は、これで最後。新NISAでは一括投資と積立投資が混在したりしてややこしくなるので、リバランスは1年後の予定です。
米国市場は復調。ダウは年初来高値更新
米国は、ダウが8.8%高、ナスダックが10.7%高と、反発しました。
米長期金利は、先月末の4.7%から4.2%台に下落。経済指標はインフレ懸念が和らいだことを示す内容で、大手の3Q決算も悪くありませんでした。
先月、大きな下落要因となった地政学リスクは、現在もウクライナ、イスラエルともに戦争状態が続いています(イスラエルは戦闘休止がありましたが)。ただ、今月は慣れてしまった、というと語弊がありますが、市場への悪影響として言われることは、ほぼなかったという印象です。
戦争以外では、規制にともなう米中対立に絡んで、半導体株が下がったことはありましたが、そちらも改善にともない上がっています。
その後、利益確定売りが重荷になったり、オープンAIのゴタゴタがあったりしたものの、結果としてダウは年初来高値。それどころか、過去最高を更新するかという勢いで上昇。ナスダックも8月以来の高値という状況で、直近2ヶ月の鬱憤を晴らすような状況でした。
11月のFOMCは利上げせず。利上げ終了か
FOMCは、先月も記載しましたが10/31、11/1に開催。金利据え置きとなりました。今年最後のFOMCは12/12、13に実施され、利上げはもうされないのでは、という見方が強くなっています。
FRB議長会見では「今後の経済データに基づいて〜」と以前と変わらない発言をされていますが、複数のFRB高官が「現在の政策金利で十分」と発言しており、上記のとおり米長期金利は低下しています。
また、10月の米CPIは前年同月比4.0%上昇と市場予想を下回る一方、失業率は3.9%と微増にとどまり、景気後退なくしてインフレを抑えられるのでは、という見方もでてきました。
利下げの具体的なタイミングも話題にあがっていて、米国全体としては国外との関係で懸念は残っているものの、国内は落ち着いている、いやむしろノリノリな印象です。
12月は、米CPIを始めとする経済指標と、FOMCのFRB議長発言が注目でしょうか。
日本市場も好調。年末35,000円予想も
久々に日本市場の話も。
日経平均は11月末時点で、33,431.51円。米国市場の復調や、一時的に1.0%を超えていた長期金利が0.7%台に下落したこともあり上昇。33,000円台は9月上旬以来で、年初来高値も見えてきたという状況です。海外投資家は、11月の1〜3週が買い越し、4週が売り越しで、国内ではなく国外で盛り上がっている印象もありますが、それでも上昇は上昇。
年末の株価予想は35,000円、というメディアも出てきていて、日本市場は好調のようです。実際の感覚とは違っていたとしても。
実際の感覚と書きましたが、給与はともかく日本株の投資信託は、個人的にNISAを始めてから20%強の含み益となっているわけで、恩恵を受けています。来年1月からの新NISAを控え、日本株が上昇していることは「貯蓄から投資へ」の追い風になるのではないでしょうか。
もちろん、上昇しているから飛びつくのではなく、将来に向けて淡々と積立を継続する。それを忘れずに、進んでいきたいと思います。
終わりに
今回は、2023年11月の結果でした。