今年、NISA口座としての積み立てを始めました(3回目)。
1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減を確認して、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。
3月は、NISA口座として初めてプラスとなりました。
この記事のオススメな方
・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑
インデックス投資のアセット割合
以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。
基本的に毎月、同じ記載になりますが、今後割合がずれてきた場合は変更になるかもしれません。
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内債券 | 10,000 円 | 10 % |
国内株式 | 20,000 円 | 20 % |
外国債券 | 30,000 円 | 30 % |
外国株式 | 30,000 円 | 30 % |
国内リート | 5,000 円 | 5 % |
外国リート | 5,000 円 | 5 % |
合計 | 100,000 円 | 100 % |
アセットの種類については、多くの証券会社で販売されているバランスファンドの8資産を参考にしています。そちらには新興国株式、新興国債券が入っていますが、少しリスクを気にしてやめています。
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
投資結果(サマリー)
期間は2022年3月1日〜2022年3月31日。合計の含み損益は+1.98%となりました。先月は-3.90%で、そこから回復したこともありますし、NISAを始めて最初のプラスとなりました。
3/1(火)に積み立てた後、実は先月に引き続き下落していました。3/13(日)時点では、合計損益が年初来で一番低くなっています(-4.40%)。
ただ、その後回復していきました。日経平均が、3/25(金)9営業日続伸、2年半ぶりというニュースもありましたが、日本だけではなく全体的に上がったことが理由です。
今後、土日を挟んでまた下げに転じるのではないかと思いますが、資本に投じれば、下がっても回復するし、長期的に成長していくということを肝に銘じて、引き続き見守っていきたいと思います。
積立額(円) | 2月評価額(円) | 3月評価額(円) | 月の増減(%) | 全体の増減(%) | |
国内債券 | 30,000 | 19,829.49 | 29,707.27 | -0.13 | -0.98 |
国内株式 | 60,000 | 38,332.62 | 61,733.80 | +5.81 | +2.89 |
外国債券 | 90,000 | 58,826.82 | 90,815,96 | +2.87 | +0.91 |
外国株式 | 90,000 | 56,176.32 | 92,476,96 | +9.12 | +2.75 |
国内REIT | 15,000 | 9,536.11 | 15,235,69 | +6.21 | +1.57 |
外国REIT | 15,000 | 9,508.59 | 15,983.30 | +11.47 | +6.56 |
合計 | 300,000 | 192,209.97 | 305,952,04 | +5.63 | +1.98 |
投資結果(2022年1月〜3月の推移)
今月は少し嗜好を変えて、グラフにしてみました。今後どのようにウォッチしていくか、自身としても手探りなので、ご了承ください。
積立額と時価総額の推移
積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。そちらと比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。
うん、見づらい。笑
積立額はくっつけた方がわかりやすいかもしれません。
ただ、時価総額が3/13を境に回復していったことはわかります。
次の積み立ては4/1(金)です。
それまでに、引き続き回復するようであれば、プラス状態での初の積み立てになります。どのようになるか注意して見てみようと思います。
各アセットの損益
各アセットの損益についても、グラフにしてみました。
個人的には、数字で見るよりも面白いというか、色々な気付きがありました。
全体は黒線で、無駄に太いやつです。
当然ではありますが、各アセットの動きに合わせて、その中間を進んでいます。
何点か気づいたことを書いていきます。
国内債券の安定感
国内債券(水色)は、-1%〜0%の間で安定しています。
リターンだけを見ると、完全に問題児なのですが、他のアセットが大きく下げている中でも、全体のリスクを抑えていたのが印象的です。
外国債券(グレー)も、上下幅は大きくないですが、少なからず他のアセットと連動しています。
「国内債券の代わりに、現金で持っておけば良い」という方もいらっしゃいますが、国内債券も利回りがないわけではないですし、引き続き投資していきます。
国内株式のV字回復
国内株式(黄緑)は、まぁハラハラさせられる動きでした。
世間では岸田ショックとか、岸田来安値とか言われていましたが、「昨年の株価上昇は少し過熱感があったから、下がっていくのかな…」と思っていました。下落時は買い時、のわかりやすい例だったのかもしれません。
理由について調べてみると、アメリカが回復したからとか、まん延防止等重点措置の解除が後押ししたとかありますが、一番納得したのは「信用取引の期日明け」です。
株式は現物取引の他、信用取引がありますが、信用取引の期限は6ヶ月となっています。日経平均が31年ぶりの高値となったのが昨年9/14のことで、そのときに「ピークだろう」と信用取引の売りを出した人の期日が、3月中旬に来た。そのため、売りがひと段落した、という内容です。なるほどなと思いました。
今後、また株価が3万円台にすぐ戻るとは思っていませんが、配当分だけ少しずつ成長してくれれば、と思っています。
外国資産関連
外国資産(外国債券、株式、リート)は3/14週から上がっていきました。
理由を調べてみると、ターニングポイントとして 3/16(水)のFRBによる利上げがあるようです。
アメリカでは、コロナショックへの対策として、日本と同様にゼロ金利政策を行なっており、量的緩和政策として米国債などの買い入れを行なっていました。ただ、政策の結果や、ウクライナとロシアの戦争などが影響し、アメリカは約8%という高いインフレとなっています。そのインフレを抑える手段として、利上げが行われました。
利上げについて、0.25%というのは市場の想定どおりだったようですが、一部では0.5%の利上げが予想されていました。0.5%の利上げの場合、ピークアウト(景気循環が山の頂点に達し、徐々に下り坂になること)が懸念され、各アセットの売りが進むのではないかと言われていました。
結果的に、0.25%にとどまったことなどから、全体的に回復しているようです。
現時点では、FRBによる2022年の利上げは合計5回とも、7回とも言われていますが、その都度価格に動きがあるのでしょうね。私はそのタイミングで投機をするつもりはありませんが、ウォッチはしたいと思います。
終わりに
今回は、2022年3月の結果でした。
今月は特に、投資をすることで世の中との繋がりが理解できる、と感じました。
ウクライナ情勢は、まだ予断を許さない状況である一方、4月は新年度となります。
2年前の4月は、初の緊急事態宣言、昨年4月は、コロナワクチンの高齢者優先接種が始まろうかという頃でした。
いつかまた、マスクを外して笑える日が来るのか…というと話が大きくなってしまいますが、今年度もコロナに限らず色々な動きがあるでしょうし、注視していきたいと思います。