今年、NISA口座としての積み立てを始めました(6回目)。
1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。
6月は、3%程度のマイナスで終わるだろうと思いきや、月末の猛チャージで戻ってきました。結果としてギリギリプラスです。
・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑
インデックス投資のアセット割合
以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内株式 | 20,000 円 | 20 % |
外国債券 | 30,000 円 | 30 % |
外国株式 | 40,000 円 | 40 % |
国内リート | 5,000 円 | 5 % |
外国リート | 5,000 円 | 5 % |
合計 | 100,000 円 | 100 % |
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
先月頭に国内債券を売り切って、同じ割合(10%)をS&P500に回しています。後述しますが、積立金額は上記の割合であるのに対し、各アセット評価額の割合がずれてきているので、少し調整しようかと思っています。
投資結果(サマリー)
期間は2022年6月1日〜2022年6月30日。合計の含み損益は+0.07%となりました。先月からは-0.43%ですが、先月同様、途中で-3%だった期間もありました。
積立額(円) | 5月評価額(円) | 6月評価額(円) | 月の増減(%) | 全体の増減(%) | |
国内株式 | 120,000 | 100,423.49 | 116,533.19 | -2.47 | -2.89 |
外国債券 | 180,000 | 150,905.68 | 185,161.55 | +2.27 | +2.87 |
外国株式 | 200,000 | 159,953.47 | 198,966.20 | -0.49 | -0.52 |
国内REIT | 30,000 | 25,708.08 | 30,186.92 | -2.21 | +0.62 |
外国REIT | 30,000 | 25,295.99 | 29,536.49 | -2.73 | -1.55 |
合計 | 560,000 | 462,286.71 | 560,384.35 | -0.43 | +0.07 |
投資結果(2022年1月〜6月の推移)
続いて、年初からの推移です。
積立額と時価総額の推移
積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
ただ、5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。
積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。
さすがに6月はマイナスだろうな。。。と、前回こちらで書きましたが、今回も最後に戻ってきました。何かの指標が好転した、というわけでもなく、なぜ戻ってきたのかは、よく分かりません。
各アセットの損益
各アセットの損益グラフです。
全体は黒線で、無駄に太いやつです。
来月から、国内債券(水色)は消そうと思います。
6/19に集計したときは、いっそのことそのまま行ってくれ、と思っていたのですが、金利上昇で価格が下落するはずの、外国債券がプラス要因となりました。
何点か気づいたこと、そしてリバランスについて、書いていきます。
外国債券の上昇
外国債券(灰色)は、以前から債券らしい動きというか、全アセットが下落している際にも一番下落幅が小さかったり、リスクを抑える役目をしていました。
今回、株式もREITも、ここにはありませんが暗号資産も、下がっているわけですが、その資金が外国債券に流れてきているのだろう、と思います。他にも、金などのコモディティにも流れているのでしょうが、投資の格言で「株式が上昇して、その後債券に落ち着く」というものがあるそうで、そちらを実感しているところです。
来月(7月)も、FOMC会合で利上げが発表されるでしょうから、そちらにともない債券価格が下落すると思いますが、同じように最後は上がってくるのでしょうか。
国内外株式の下落
国内株式(黄緑)、外国株式(黄)ともにマイナス。
国内株式は、先月に外国株式が下がる中で、結構持ちこたえている印象でしたが、今月後半からは日経平均が28,000円台から、26,000円台に下がり、せめぎ合いが続いています。
分岐点は、今月もFOMC会合。6/14〜15に0.75%の利上げが発表され、当日は少し上昇したものの、その後急落。
今年は、いまのところFOMC会合が4回行われていますが、毎回同じ動きをしています。今年に限って言えば、会合後の急落に合わせて積立投資をするのが、おトクなのかもしれません。笑
今月(7月)は、各企業の第二四半期決算が発表されます。個人的には少し個別株も購入していますが、第一四半期に好決算だった企業の株価も軒並み下がっていて、これが弱気相場か〜という感じです。
FOMC会合が7/26〜27なので、決算とあわせて価格には影響を与えることでしょう。
iDeCoでのリバランスについて
リバランスとは、各アセットの保有割合が、価格等によって当初想定からズレが生じたときに、ズレている分を購入、または売却して、調整することです。
各アセットの保有割合について、積立額と比べてズレが出てきました。
アセット | 評価額 | 保有割合 | 積立割合 | 差異 |
国内株式 | 116.533.19 円 | 20.81 % | 20 % | +0.81% |
外国債券 | 185,161.55 円 | 33.06 % | 30 % | +3.06% |
外国株式 | 198,966.20 円 | 35.53 % | 40 % | -4.47% |
国内リート | 30,186.92 円 | 5.39 % | 5 % | +0.39% |
外国リート | 29,536.49 円 | 5.27 % | 5 % | +0.27% |
合計 | 560.384.35 円 | ー | ー |
上記でリバランスする場合、国内株式で約1%、外国株式で約4.5%分を追加購入、外国債券を約3%売却することで、割合が当初想定とおりになります。ただ、NISAの投資枠もあるため、購入はまだしも、売却はあまりしたくありません。
そのため、iDeCoの口座でリバランスをしようと考えています。
iDeCoは、毎月の購入を割合で設定するようになっていますが、国内外株式をの割合を増やし、外国債券の割合を減らせば、結果としてリバランスすることになります。
個人的な口座は、特定、NISA、iDeCoとあるため、上記のとおりにリバランスするかは分かりませんが、少なくともNISA口座は現在の積立額のまま、今後も推移を見ていきたいと思います。
終わりに
今回は、2022年6月の結果でした。
先月(6月)、米国金利の上昇幅が0.75%になることを懸念していて、実際に0.75%となりました。また、2022年末の金利見通しは3.4%(現在は1.5〜1.75%)と上方修正されました。
FOMC会合は残り4回。その中で3.4%まで金利を上昇させるためには、毎回0.5%利上げする必要がありますが、先手を打ってどこかで、0.75%の利上げをすることがあるかもしれません。そして、その利上げが、次回の7月になるのではないか、とも言われています。
そのとき、価格が同様に下落して戻ってくるのか。インフレ率は抑えられているのか。
来月も、要注意ですね。