2022年1月に、NISA口座としての積み立てを始めて、2年が経過しました。
2024年からは新NISAがスタート。上限額も変わり、投資を始めた方が多いと聞きます。
本記事は、1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する内容です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。
3月は、半導体株の高騰や日米中央銀行の方針が概ね好感され、プラスとなりました。
・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑
インデックス投資のアセット割合
以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。
アセット | 毎月に換算した購入額 | 割合 |
国内株式 | 66,666 円 | 22.2 % |
外国債券 | 99,999 円 | 33.3 % |
外国株式 | 99,999 円 | 33.3 % |
国内リート | 16,668 円 | 5.6 % |
外国リート | 16,668 円 | 5.6 % |
合計 | 300,000 円 | 100 % |
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
もともとは国内債券を10%購入していて綺麗な数字だったのですが、そちらをやめたことでかなり中途半端な数字です。日本分は28%ほどです。
2024年分に関しては、成長投資枠を一括投資、つみたて投資枠を積立投資(しかできませんが)にすることにしました。
一括投資枠
アセット | 購入額 | 割合 |
国内株式 | 320,000 円 | 13.33 % |
外国債券 | 1,200,000 円 | 50 % |
外国株式 | 480,000 円 | 20 % |
国内リート | 200,000 円 | 8.33 % |
外国リート | 200,000 円 | 8.33 % |
合計 | 2,400,000 円 | 100 % |
債券とリートはつみたて投資枠が使えないため、一括投資枠に入っています。割合は中途半端ですが、一括だと綺麗な金額になります。年初に一括投資をするのは今回のみの予定なので、来年は金額設定が面倒だな〜と。
当初は、一括投資枠も毎月同じ金額を積み立てる予定でしたが、売り切れずに残っている日本の個別株や、米国の個別株、ETFが一定数残っていて、バランスが株式に偏っている状態です。
そのため、債券とリートは一括投資して株とバランスさせ、株式は投信を毎月購入しながら、一方で個別株を整理することで、1年かけてバランスさせようと思いました。
計算して改めて思いましたが、来年も一括投資で埋めた方がラクかなという気持ちも、少しあります。ただ、国の制度に合わせて投資額を無理をするのは本末転倒なので、おそらくやらないと思います。
つみたて投資枠
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内株式 | 40,000 円 | 40 % |
外国株式 | 60,000 円 | 60 % |
合計 | 100,000 円 | 100 % |
つみたて投資枠はつみたてNISAと同様、株式主体の投資信託しか購入できません。一説には「国が株式を購入して、そのまま放置してほしいから」という話もありますが、だとすると外国株式も規制しないといけないような気はします。しなくていいけど。
まぁそれは余談として、国内株式と外国株式を、2つの枠に分けた買い方をしています。こちらは来年以降もそうなりますね。
投資結果(サマリー)
期間は2024年3月1日〜2024年3月31日。合計の含み損益は16.29%プラスとなりました。先月からは6.70%プラスです。
積立額(円) | 2月評価額(円) | 3月評価額(円) | 月の増減(%) | 全体の増減(%) | |
国内株式 | 880,128 | 1,089,125,74 | 1,170,473,35 | +3.35 | +32.99 |
外国債券 | 1,940,764 | 2,047,924.62 | 2,073,785.37 | +1.33 | +6.85 |
外国株式 | 1,576,664 | 1,815,375.26 | 1,943,375,68 | +3.56 | +23.26 |
国内REIT | 333,537 | 316,527.12 | 334,933,98 | +5.26 | +0.42 |
外国REIT | 328,907 | 348,100.94 | 361,573.21 | +4.099 | +9.93 |
合計 | 5,060,000 | 5,617,053.68 | 5,884,141.59 | +6.70 | +16.29 |
投資結果(2024年1月〜2024年3月の推移)
続いて、年初からの推移です。
積立額と時価総額の推移
積立額は、一括投資後の1/7をスタートとして、毎月10万円ずつ増えていきます。
3月は、2023年はSVB倒産等があり下がっていました。今回も途中まで少し怪しかったですが、日本の事情で上がっていきました。
各アセットの損益
各アセットの損益グラフです。
国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。
全体は黒線で、無駄に太いやつです。
今回はすべて上昇しているのですが、国内リートが一気にプラスまで来ました。
先月、「リートが上がっていくためには何かが足りない」と書いていたのですが、何かが来たとも言えますし、現状ではよく分からないです。
米国市場は引き続き半導体株が上昇
米国は、ダウが2.1%高、ナスダックが1.8%高と続伸しました。
2月の勢いをある程度引き継いだうえで、利益確定売りとのせめぎ合いに。雇用統計は少しインフレ鈍化を示したことに加え、3/6、7のFRB議長証言が想定どおりだったこともあり、上昇しました。
その後、米CPIは前年同月比3.2%上昇と市場予想(3.1%)を上回り、長期金利が上昇したものの、先月と同様に半導体株が上昇し全体を支えました。
そしてFOMC。FOMC前は少し売られていましたが、政策金利見通しが2024年末で4.6%(現在5.5%)と据え置かれたため、市場が想定するとおりの利下げがされるだろう、ということで上昇。
3月は今後に向けて良い流れ、という感じの終わり方でしたが、いま執筆している時点(4/20時点)ではこの後下がることも分かっていて、改めて難しいものだと感じます。4月末にはどうなっているのか。静かに見守りたいと思います。
日本は日経平均が4万円超え。マイナス金利は解除
日本市場は、3.1%の上昇。
日経平均は4万円を超え、上値を追う展開に。
3月の春闘は、連合の3回目の集計で5.24%(定期昇給分込み)と、5%プラスとなる見込みで過去最高水準。その回答をうけ、日銀の金融政策決定会合でマイナス金利の解除が決まりました。賃金がまだ上昇していないこともあり、まだ早いのではという見方がありましたが、しばらくは金融緩和が継続されるという市場の見込みから、下落していくことはありませんでした。
大きな影響を受けたのは国内リート。3/10には-6.1%マイナスでしたが、3/24には1.5%プラスに。月末にかけて下がりましたが、プラスで終了。個人的に月末がプラスだったのは、2023年8月末以来です。
金利が上がるという期待、だけではないと思いますが、方針1つでプラ転するわけですから、ある意味恐ろしいものだと感じます。
直近で、高値への違和感を書いてきました。3月も少し下げる場面がありましたが、会合後に上がっていき、3月末時点では勢いが続いている雰囲気でした。このときには「いつかは下落すると思うけど、どのタイミングかは分からない」と私も思っていました。
執筆時点(4/20時点)で、日経平均は37,000円近辺まで下がっています。3月末時点では想像できませんでした。
私の想像などはどうでもいいのですが、米国、日本ともに、執筆が遅れたことで色々と状況が変わりました。3月末と現在では状況が変わっていますが、どちらにしても踊らされることなく、淡々と積立したいと思います。
終わりに
今回は、2024年3月の投資結果でした。