昨年、NISA口座としての積み立てを始めて、今年は2年目です。
1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。
8月は不安定であったものの、結果として少しプラスでした。
・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑
インデックス投資のアセット割合
以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内株式 | 20,000 円 | 20 % |
外国債券 | 30,000 円 | 30 % |
外国株式 | 40,000 円 | 40 % |
国内リート | 5,000 円 | 5 % |
外国リート | 5,000 円 | 5 % |
合計 | 100,000 円 | 100 % |
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
また、国内債券は保有しておらず、日本分は25%です。
投資結果(サマリー)
期間は2023年8月1日〜2023年8月31日。合計の含み損益は12.20%プラスとなりました。先月からは0.23%プラスです。
積立額(円) | 7月評価額(円) | 8月評価額(円) | 月の増減(%) | 全体の増減(%) | |
国内株式 | 397,728 | 457,449.47 | 469,489.05 | -3.07 | +18.04 |
外国債券 | 601,564 | 594,104.81 | 640,780.67 | +2.58 | +6.52 |
外国株式 | 758,964 | 835,336.61 | 880,081.24 | -0.23 | +15.96 |
国内REIT | 98,837 | 94,178.24 | 100,680.80 | +1.51 | +1.87 |
外国REIT | 102,907 | 101,583.42 | 108,083.92 | +1.27 | +5.03 |
合計 | 1,960,000 | 2,082,652.55 | 2,205,743.40 | +0.23 | +12.20 |
投資結果(2023年1月〜2023年8月の推移)
続いて、年初からの推移です。
積立額と時価総額の推移
積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
ただ、昨年5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。
積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。
8月は、7月と比べて微増でした。
微増、と書いたのは0.23%だったためですが、金額に直すと123,000円。1回分の積立額以上です。200万円という金額は大きいとは言えませんが、それでも少しの価格変動でなかなか動くな〜と改めて感じます。
新NISAになったら、より感じるのでしょうね。
各アセットの損益
各アセットの損益グラフです。
国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。
全体は黒線で、無駄に太いやつです。
国内株式に一時期の勢いがないこともあり(それでも十分プラスでありがたいですが)、外国株式が追いついてきました。年末には「やっぱり外国株式は強かった」となるかもしれません。
9月からはリバランスします
NISAを始めたとき、リバランスは年1回、年初に行う予定でした。実際にいまはそうしています。
ただ、2024年から新NISAとなり、現NISAの口座で来年リバランスすることができなくなりました。新NISAの口座では、ゼロから一定の積立額で開始したいので、いまのうちに現NISA側をリバランスすることにしました。
もちろん、来年以降も運用を続ける中でバランスはズレていくので、それについては新NISA口座でまとめてリバランスする予定です。5年以内に、現NISA口座の金融商品は売却して、新NISA口座に移管することになりますし。
リバランスで面倒なこととして、現金決済は前営業日までに設定すればいいのですが、クレジットカード積立は前月の10日までに設定しなくてはいけません(そのため、9/10執筆時点で、すでに10月の設定を実施済みです)。10日だと月末までに割と変動するので、悩ましいところです。
そんなこんなで、9月の購入金額は、以下のとおり。
アセット | 8/10評価額(円) | リバランス後想定額(円) | リバランス額(円) | 購入額(円) |
国内株式 | 465,746.92 | 454,066.91 | -11,680.00 | 0 |
外国債券 | 628,029.82 | 681,100.37 | +53070.55 | 53,500 |
外国株式 | 870,352.43 | 908,133.83 | +37,781.40 | 25,000 |
国内リート | 99,088.77 | 113,516.73 | +14,427.96 | 15,000 |
外国リート | 107,116.63 | 113,516.73 | +6,400.10 | 6,500 |
合計 | 2,170,334,57 | 2,270,334,57 | 100,000.00 | 100,000 |
ノンセルリバランスをする関係で、リバランス額と実際の購入額は一致しませんし、1回ではリバランスが無理だったので、10月、11月購入分もいじる予定です。
米国市場は好調。ダウとナスダックが逆転
米国は、ダウが2.4%安、ナスダックが2.2%安とともに下落しました。
月初に、格付け会社のフィッチ・レーティングスが、米国債格付けをAAAからAA+に格下げしたところからスタート。その後ムーティーズが地銀の格下げが追いうち。米長期金利も上昇し、株価は下落していきました。
途中からは中国問題。
米政府の中国投資規制と、広州恒大問題で景気敏感株が下落。中国は新興国扱いなので、新興国株式のインデックスファンドも下落しました。
その後の上昇は、米CPIから。
前年同月比3.2%プラスと、前月から増加したものの市場予想を下回り、少し反発。先ほど振り返って思い出しましたが、エヌビディアの決算も好調でしたね。その後下旬にかけては、ジャクソンホール会議待ちでした。
毎年、ひと波乱ある当会議で、会議直前では「FRB議長がタカ派発言をする」と下落しました。実際にタカ派発言でしたが、今回は市場関係者に想定内と受け止められて上昇。並行して、経済指標が冴えないことからインフレ懸念が後退しました。
これは昨年も思いましたが、FRB議長の発言は一貫していると思うんですね。
インフレを止める、経済指標を見て利上げ有無を決める。
それを、受け取る側が右往左往して株価は変動しているんだ、だからそれに付き合ってはいけないんだなぁと、改めて思いました。
9月のFOMCで利上げするか
9月の注目といえば、毎月のCPI(9/13発表)に加え、FOMCがあります。
FOMCは今年あと3回ありますが、毎回発言が注目されます。
- 追加利上げがそもそも行われるのか、行われるとしたらいつになるのか
- 政策金利の最終的な見通しは。引き上げられるのか
といったことが焦点になる見込みです。
一応、毎日マーケットのニュースを読んでいる自身の所感としては、次回の9月は据え置き、その次の11月(実際には10/31〜11/1)に0.25%利上げ、が予想されているようです。
9月はもともと、1年で一番下落する月と言われています。利上げがあれば、仮になくても政策金利見通しが引き上げられれば、下落幅は大きくなるでしょう。
ただ、自身としてはそれを受け入れるのみです。
このような時期もある、ということで積立を継続し、今後やってくるかもしれない不景気も乗り越え、その先の上昇を待ちたいと思います。
終わりに
今回は、2023年8月の結果でした。