昨年、NISA口座としての積み立てを始めて、今年は2年目です。
1ヶ月ごとの積み立てや評価額の増減をウォッチして、インデックス投資が本当に増えていくのかを確認する記事です。インデックス投資も色々とありますが、私は国際分散投資をしています。
10月は米長期金利上昇に加えて中東の地政学リスクにより、全体的にマイナスでした。
・国際分散投資が儲かるのか、確認したい方
・「米国しか勝たん!」と思っている方。たぶん米国が勝ちます。笑
インデックス投資のアセット割合
以下の割合で、インデックスファンドを購入しています。
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内株式 | 20,000 円 | 20 % |
外国債券 | 30,000 円 | 30 % |
外国株式 | 40,000 円 | 40 % |
国内リート | 5,000 円 | 5 % |
外国リート | 5,000 円 | 5 % |
合計 | 100,000 円 | 100 % |
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
また、国内債券は保有しておらず、日本分は25%です。
投資結果(サマリー)
期間は2023年10月1日〜2023年10月31日。合計の含み損益は6.48%プラスとなりました。先月からは2.83%マイナスです。
積立額(円) | 9月評価額(円) | 10月評価額(円) | 月の増減(%) | 全体の増減(%) | |
国内株式 | 398,728 | 461,706.32 | 448,122.92 | -3.70 | +12.39 |
外国債券 | 682,064 | 684,122.84 | 710,444.28 | -0.28 | +4.16 |
外国株式 | 842,464 | 884,042.73 | 914,932.22 | -4.17 | +8.60 |
国内REIT | 115,837 | 113,789.28 | 113,387.69 | -2.07 | -2.11 |
外国REIT | 120,907 | 108,160.19 | 113,112.81 | -5.31 | -6.45 |
合計 | 2,160,000 | 2,251,821.36 | 2,299,999.92 | -2.83 | +6.48 |
投資結果(2023年1月〜2023年10月の推移)
続いて、年初からの推移です。
積立額と時価総額の推移
積立額は、毎月10万円ずつ増えていきます。
ただ、昨年5月に40,000円積み立てた国内債券を売り切ったため、キリの良い数字にはなりません。
積立額と比較し、時価総額がどのように変化するか、グラフで確認してみます。
積立額は増加して、時価総額は9月中旬と同様。というのが分かりますね。
各アセットの損益
各アセットの損益グラフです。
国内債券については、仮に買っていたらというシミュレーションです。
全体は黒線で、無駄に太いやつです。
先月に続き、今月も全アセットでマイナスでした。
11月のリバランス
9月から続けているリバランス。11月もリバランスします。理由は以前の記事でも書きましたが、現NISAの口座で来年リバランスができないから。
11月の購入金額は、以下のとおり。
アセット | 10/8評価額(円) | リバランス後想定額(円) | リバランス額(円) | 購入額(円) |
国内株式 | 450,216.63 | 482,533.79 | +32,317.16 | 32,400 |
外国債券 | 705,141.60 | 723,800.68 | +18,659.08 | 18.700 |
外国株式 | 925,764.42 | 965,067.58 | +39,303.16 | 39,000 |
国内リート | 114,015.94 | 120,633.45 | +6,617.51 | 6,700 |
外国リート | 117,530.35 | 120,633.45 | +3,103.10 | 3,000 |
合計 | 2,312,668,94 | 2,412,668,94 | 100,000.00 | 100,000 |
9月末では評価額が下がったこともあり、きれいに購入できました。
(前回も同じ記載をしていたのですが、前回記事では誤って10月リバランス額ではなく、今回の11月リバランス額を載せていましたので、遡って修正しました。)
いったん、12月購入分は通常のバランスに戻しましたが、設定期限の11/10(金)までに変更するかもしれません。まぁこのあたりは、長期的に見れば誤差の範囲だと思います。
米国市場は引き続き下落。インフレと地政学リスクが重荷
米国は、ダウが1.4%安、ナスダックが2.8%安と、先月に続きともに下落しました。
まずは米長期金利。経済指標もインフレ傾向で、FRBによる金融引き締め長期化が懸念され一時5.0%台と大幅に上昇。
続いて、10/7にハマスをはじめとするパレスチナ武装勢力が、イスラエルを攻撃。
当初は、FRBが利上げしないのではという見方が米長期金利を下げたりして、戦争による株価下落はありませんでした。ただ、9月の米CPIが市場予想を上回ったあたりから、次第に地政学リスクが存在感を増し(という表現が正しいのかは分かりませんが)、株価の重荷となっていきました。
ダウが2週間で1,200ドルを超える下げ幅となり、月末は反発買いもありましたが、結果として10月は9月に近い下げ幅で終了となりました。
10月のFOMCは利上げせずも、世界の先行き不透明
FOMCは、10/31、11/1に開催されているため、2023年10月結果には反映されません。結果としては金利据え置きとなりました。
FRB議長会見では「今後の経済データに基づいて〜」と以前と変わらない発言をされていますが、米長期金利も低下、株価も上昇しています。
ただ、米CPIの発表はこれからですし、中東の戦争はまだ収まる気配がありません。中東に関してはイランの介入もささやかれており、すでに勃発して1年半を超えたロシアのウクライナ侵攻と同様に、どのように収束させるかが模索状態となっています。
また最近、日本市場に関しては書いていませんが、植田総裁が10/31(火)昼に長期金利1%超えを容認し、午前中に上昇していた日経平均が下落しました。その後、米国市場の上昇にともなって11月は現状上昇していますが、余談を許さない状況です。
それに対して我々ができることは、淡々と積立を継続することしかありませんね。
終わりに
今回は、2023年10月の結果でした。