iDeCo口座は、2022年1月から運用を開始しました。
私の勤務先は確定給付年金があるため、iDeCoの限度額は毎月12,000円まで。2022年1月から毎月12,000円ずつ拠出し、1年が経過しました。本記事ではそちらの結果を確認しています。
投資割合はNISA口座と同じにしていますが、所得控除の関係でリターンは変わっているため、そちらが伝われば幸いです。
・資産運用結果はマイナス
・所得控除を加味するとプラス
iDeCoのアセット割合
iDeCoは、NISAと同じ割合で、国際分散投資をイメージしてインデックスファンドを購入しています。
アセット | 毎月購入額 | 割合 |
国内株式 | 2,400 円 | 20 % |
外国債券 | 3,600 円 | 30 % |
外国株式 | 4,800 円 | 40 % |
国内リート | 600 円 | 5 % |
外国リート | 600 円 | 5 % |
合計 | 12,000 円 | 100 % |
国際分散投資の場合、世界のGDP割合などをもとにお金を分散していくので、日本の割合は10%未満になりますが、私は日本に引きこもるので、国内資産を多く持つことにしました。
2022年1月〜4月は、国内債券を購入していましたが、リターンが期待できないため現金で持つこととし、2022年5月に外国株式へのスイッチングを行っています。
投資結果(所得控除を除く)
期間は2022年1月1日〜2022年12月31日。合計の含み損益は7.4%マイナスとなりました。
拠出額(円) | 購入額(円) | 評価額(円) | アセット別損益(%) | 全体損益(%) | |
国内株式 | 26,400 | 25,463 | 24,604 | -3.4 | -6.8 |
外国債券 | 39,600 | 38,243 | 36,422 | -4.8 | -8.0 |
外国株式 | 52,800 | 50,906 | 49,204 | -3.3 | -6.8 |
国内REIT | 6,600 | 6,363 | 6,256 | -1.7 | -5.2 |
外国REIT | 6,600 | 6,363 | 5,807 | -8.7 | -12.02 |
合計 | 132,000 | 127,338 | 122,293 | -4.0 | -7.4 |
毎月12,000円拠出しているので、年間だと144,000円になりますが、2022年12月分は2023年1月に拠出されるため、132,000円となります。
またiDeCoは、拠出額から手数料が引かれた後に購入がされるため、購入額も載せています。iDeCoを開設した年は、初期費用の2,829円があるため、かなり下がって見えますね。
いずれにしても、すべてのアセットがマイナスという年でした。
投資結果(所得控除を含む)
所得控除を含むと、合計の含み損益は14.9%プラスとなりました。
拠出額(円) | 評価額(円) | 所得控除額(円) | 所得控除込評価額(円) | 全体損益(%) |
132,000 | 122,293 | 29,400 | 151,693 | +14.9 |
「所得控除込評価額」という名前は聞いたことがないですが、便宜上そのように呼びます。所得控除額は年収によって変わりますが、私の場合は、拠出額の約20%が控除になります。
蛇足ですが、iDeCoが手数料を加味してもお得という話は、以前記事にしました。
運用成績に関わらず、拠出しただけで20%プラスでスタートというのは、iDeCoの魅力だなと、振り返ってみて改めて感じました。
所得控除は、退職まで税金の支払いが繰り延べられただけ。評価額に加味するものではない
というご意見もあるかと思いますが、私は本業の退職金に、iDeCoの金額を加算しても、退職所得控除を超えることはないので、加味しています。
終わりに
今回は、iDeCoを2022年に開設し、1年間運用した結果でした。
iDeCoはあと20年、末長くお世話になります。