Progateにて「Rubyの開発環境を用意しよう!Homebrewのインストール」を実施していたところ、上手くいきませんでした。ネットで調べたところ、M1のCPUを搭載しているMacの場合、ターミナルを「Rosseta使用して開く」ことが必要でした。というのが今回の結論ですが、周辺の内容を含めて書き留めておこうと思います。
Mac M1のCPUについて
M1は、アップルが設計している「Appleシリコン」と呼ばれるチップで、ARMのアーキテクチャーがベースになっているようです。
Macは、2020年途中までIntel製のCPUを搭載していましたが、2020年11月17日にM1を搭載したPCを発売し、以降はすべての製品がM1搭載となっています。
そのため、これからMacを購入する方や、現在持っているMacを買い換えるという方は、CPUはM1になることを考慮する必要がありますし、本記事の問題が発生する可能性があります。私は上記で発売された、MacBookAirを購入しているため、CPUはM1でした。
余談ですが、私が始めて操作したPCは1994年製のMacで、「Performa 575」という名前でした。32,000色のカラーに感動し、ただWord、Excelがまともに動かないので、中学校のときのレポートは、ワープロで作成していました。あれから28年か…。
Homebrewについて
Homebrewは、MacOSやLinuxのパッケージ管理システムです。
ソフトウェア同士やライブラリとの依存関係を管理してくれます。ある機能をバージョンアップしたら、別の機能が使えなくなった、ということを防ぐことができます。本件では、複数バージョンのRubyをインストールするために、事前にインストールしています。
Homebrewインストール問題、そして解決
Homebrewをインストールして、バージョンを確認し、rbenvを実行する、という流れを実施するつもりでした。ただ、バージョンを確認した際に「そんなものは入っていない」というメッセージが返されました。そのため、Homebrewのアンインストール、再インストールを実施しました。
Homebrewのアンインストール
前述のとおり、Homebrewを上手くインストールできませんでしたが、原因が不明でした。そのため、Homebrewが中途半端にインストールがされている可能性があり、最初にアンインストール作業を実施しました。
本記事と同様の事象が出た方も、一度アンインストールした方が無難かと思います。仮にインストールされていなければ、「ありません」となるだけですし。
アンインストール手順は、以下のとおりです。
1. ターミナルを右クリックし、「情報を見る」を選択。
2. ターミナルの情報にて、「Rosettaを使用して開く」にチェックを入れる。
ターミナルは、Windowsでいうところのコマンドプロンプトです。
Finderから[アプリケーション]→[ユーティリティ]と進んでいくと、ターミナルがあります。
3. ターミナルを起動し、以下を実行。
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/uninstall)"
Homebrewの再インストール
Homebrewのインストール
インストール手順は、以下のとおりです。
1と2は、アンインストール手順で実施していれば不要)
1. ターミナルを右クリックし、「情報を見る」を選択。
2. ターミナルの情報にて、「Rosettaを使用して開く」にチェックを入れる。
ターミナルは、Windowsでいうところのコマンドプロンプトです。
Finderから[アプリケーション]→[ユーティリティ]と進んでいくと、ターミナルがあります。
3. ターミナルを起動し、以下を実行。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
上記作業が問題なく終了し、Homebrewのバージョンが確認できました。
終わりに
今回は、MacのCPUがM1であった場合に、Homebrewをインストールするには少し細工が必要、というお話でした。
おそらく、IntelとARMの違いによるエラーは今後も発生して、その都度振り回されるんだろうな〜と思った次第です。
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